大地と共に
Gallery AMI&KANOKO では、Luiz Ferraz の日本での初個展を開催致します。Luiz Ferraz は、1942年ブラジル生まれ。後年、フランスに移住。現在は、フランスを拠点に活動しています。
今展では、新作の絵画を6点と、紙の作品も合わせて展示いたします。
大西洋側のロシェルの近くにあるオレロン島に海の家を持ち、その海岸に流れ着く金具や流木を拾って画布に貼り付けて作品を制作。
作家の故郷であるブラジルのアマゾンの森の縮小や、山火事に関心を寄せ、自然と大地を主にテーマにしています
大地と共に
---フェラーズの絵画は、ダンテの「神曲」を彷彿させるような、
暴風雨や火災の損傷で、荒廃した土地のイメージを与える。
それは、痛ましく崩壊した物質の寄せ集めで、
その色は、琥珀、黄褐色と、金がまるで地獄から脱出して、
新しい夜明けを待っているかのようなである。
---フェラーズは、私たちが推測するような単純な地球への愛を語っていない。
普段私達が見ない大地の姿の魅力を探し求めている。
それは例えば、放棄された露天掘り鉱山の吹きさらしの砂漠、
溶岩流の表皮の燃焼、開口部で、氷が形成するときの痙攣で固まった土地などである。
これらは、常に芸術家にインスピレーションを与える。彼が感じる土地は、
残酷さと快楽と、苦しみと喜びと、正と死の二項対立のいつも突きつきつけてくる。
美術評論家 Fernand Fournier (訳:中山真由美)
略歴
- 1942年
- ブラジル生まれ
近年の個展
- 2011
- ギャラリー アキエ・アリチ (パリ/フランス)
- 2010
- シャトー・ド・ボープレ (エクス・アン・プロヴァンス/フランス)
- 2009
- LD&Co (パリ/フランス)
- 2008
- モネガスク国立委員会 (モナコ)
- 2007
- メゾン・フランス (リオデジャネイロ/ブラジル)
- 2006
- クレディ・フォンシエ・ド・モナコ(モナコ)
- ガレリア・ド・ラルゴ (マナウス/ブラジル)
- 2005
- オテル・ド・パリ (モナコ)
- 2004
- ヴィスマラ・アルテ (ミラノ/イタリア)
- エスパソ・カルチュラル・フルナス (リオデジャネイ/ブラジル)
- 2003
- アレド (モナコ)
- 2002
- バルカロール (プランガン/スイス)
- ムーヴイン (モナコ)
- 2001
- シャトー・ド・ボープレ (エクス・アン・プロヴァンス/フランス)
- 1998
- ギャレリア・ヴィラ・リゾ (リオデジャネイロ/ブラジル)
- 1997
- エスパソ・カルチュラル・ド・ラ・ポスト (リオデジャネイロ/ブラジル)
- 1996
- ユロピエンヌ・デザール (パリ/フランス)
- 1995
- ギャラリー・カフェデザール (ポルト/ポルトガル)
- エスパス・ポワソンドール (リオン/フランス)
パブリックコレクション
- 2002
- ホテル・ティアラ (リスボン/ポルトガル)
- マナウスピナコテーク(マナウス/ブラジル)
- 郵便博物館 (リオデジャネイロ/ポルトガル)
- 2009
- シャトー・モンロワイヤル (シャンティイ/フランス)
- 2001
- ローマ・シェラトンホテル(ローマ/イタリア)
- 2000
- ホテル・ラ・バルカロール (プランガン/スイス)