「経済を信じない。」
この壁の向こう側で行われている「摂取」について何もふれないまま個展を行うなんて、あんまり呑気すぎて馬鹿げている。(大橋範子)
10月10日(金)19:00よりパフォーマンスを行います。
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このあたりの風俗店の収益は、暴力団の資金源になっているらしいです。街の中の光景が見慣れ、今更それをどうこういったも仕方ないことと、と最近は諦めつつ過ごしています。
夏に封切になった「闇の中の子供達」(監督:坂本順治)が話題になっています。お金で生きた人間の臓器が売買されています。大橋さんの言う、”経済を信じない”という言葉が身につまされます。お金を持っている者が、生きた人間を殺してその臓器を買うことができるという論理。
大橋さんは、女性の性が産業に組み込まれ摂取されていると考えています。
隣にある風俗店を見て見ぬふりをして生きている訳ではありません。警察に連絡をいれたり、町内会で話あったりしていますが、いっこうに拉致があきません。しかし、今考えると搾取されている女性のことまで考え、行動しているわけではありません。ただ、その風俗店が何処か違う場所に移って欲しいと考えているだけです。彼女がいうようにもう少し真剣に踏み込んで考える必要があります。
(記:中島由記子)
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略歴
1974 大阪に生まれ。
1997 京都精華大学美術学部造形学科陶芸分野卒業
1999 個展 (アートスペース虹 京都)
2001 月吠の現代美術展 参加 (折中庵月吠 奈良)
以後2004年まで毎回参加
「第6回ニパフ・アジア・パフォーマンス・アート連続展」参加 (ART COMPLEX1928京都)
これよりNIPAF(日本国際パフォーマンスアートフェスティバル)
でのパフォーマンス活動を始める。
2002 グットアート展 参加 (京都市美術館 京都)
「第9回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル:ニパフ02」参加
(東京・愛知・京都・長野)
「第7回ニパフ・アジア・パフォーマンス・アート連続展02」参加
(東京・愛知・京都・大阪・長野)
2003 「第10回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル:ニパフ03」参加
(京都・大阪・長野・台北)
[OHASHI NORIKO SOLO PERFORMANCE] 開催 (浮遊代理店 奈良)
「第8回ニパフ・アジア・パフォーマンス・アート連続展03」参加 (東京・大阪・長野)
「ニパフ:アジア-中欧、パフォーマンスアートの出会い03」参加
(スロバキア/ハンガリー/ポーランド/セルビアモンテネグロ)
2004 「第11回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル:ニパフ04」参加 (愛知・長野)
「第9回ニパフ・アジア・パフォーマンス・アート連続展04」参加 (東京・京都・長野)
月吠の現代美術展10周年記念2004参加 (奈良市美術館 奈良)
「ニパフ:日本ーベトナムパフォーマンス・アート交流展:04」参加
(ハノイ/ホイアン/ホーチミン)
4人展「BASE POINTS」 (アートスペース上三条 奈良)
2005 「第12回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル:ニパフ05」参加 (京都・長野)
「ニパフ:日本ー南米パフォーマンス・アート交流展」参加 (チリ/アルゼンチン/ウルグアイ)
個展 「頭の中の取り合わせについて」 (信濃橋画廊 大阪)
2006 個展 「大きくなった部屋と暗い部屋」 (鞍馬口ん家 京都)
個展 「こころひらくこと 3つの要素の取り合わせ」 (信濃橋画廊 大阪)
2007 森にやって来た小さな美術館 THE CUBE 展参加 (大東市立青少年野外センター)
個展 「足のイベント」 (鞍馬口ん家 京都)
2008 個展 「さみしさについて いくつかの要素の取り合わせで」(信濃橋画廊 大阪)
中嶋雄二×大橋範子 展 「24 hour I can not belive you」(湾岸通ギャラリー CASO)