七野 大一
作品「日読み」は、スクリーンに投影された日の出・日の入の映像を背景に
現世を意味する水たまりを設置し、そこに一滴一滴のしずくが波紋をつくり
だします。それは、刻々と過ぎ行く日々・年月・時代の流れのなかで一つの
魂がこの世に誕生することでなにかしらの波紋を広げることを意味します。
私は作品を通じてこの世で生かされている人々を地球資源<水>と<太陽>
をモチーフにし、現代人に薄れかけている自然のリズムを再認識できる空間
を表現します。
太古の昔から「日出づる国」と呼ばれてきた日本。
そこに住む我々の祖先は自然暦といって太陽の出づる方位や没する方角
そして、月の満ち欠けを常に意識して生活してきた人種である。
しかし、現代に生きる私達は便利生活を追及する余り、昼夜を無視した
生活をしがちである。人はいつしか、日の出はもちろんのこと夕日そして、
夜空の月の存在ですら忘れてはいないだろうか?
「日読み」暦こよみの語源
七野大一 プロフィール
1974 大阪府高石市旧北村生まれ1998 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業
現在、大阪府高石市旧北村在住
SOLO EXHIBITION 個展
2007 「10daysセレクション展」INAXギャラリー2(東京)
2006 ギャラリーOu (大阪)
2005 ギャラリーOu (大阪)
2004 ギャラリーErio (大阪)
2003 ギャラリーErio (大阪)
2000 RISE UP 展 ギャラリーOu (大阪)
1998 ローズガーデン・リランズゲート (神戸)
1997 ギャラリーdo (大阪)
1997 ギャラリークオーレ (大阪)
1996 ギャラリーdo (大阪)
GROUP EXHIBITION グループ展
2008 ”Energy Laboratory - let the Wind Energy hit the Road”
MIDT i Kunsten International Artist Workshop(Hvide Sande/デンマーク)
2007 神戸ビエンナーレ2007 アート イン コンテナ展 (神戸メリケンパーク/兵庫)
ART BASE NULL 作家交流展 (泉南市山田家/大阪)
2006 " gallerism 2006 " (大阪府立現代美術センター/大阪)
2005 P&E 展 (アートコートギャラリー/大阪)
2004 International workshop for visual artists,Remisen Brande (ブランデ市/デンマーク)
2002 第55回 芦屋市 展 (芦屋市美術博物館/兵庫)
1997 「蜂舎からの報告」 展(大阪府立現代美術センター/大阪)
1996 第12回 現代日本絵画展 (宇部市文化会館/山口)
1995 第4回 風の芸術展ビエンナーレまくらざき(枕崎市文化資料センター/鹿児島)
1995 第9回 美浜美術展 (ナビオ美術館/大阪 他)
1995 第24回 日本現代美術展(東京都美術館、京都市美術館)
1994 第47回 芦屋市 展 (芦屋市民会館/兵庫)