呉須、赤絵などの絵付けを施した酒器と花器の作品展
絵のモチーフは散策途中で見つけた草植物が中心となっている。
使っても眺めてもゆるりとした気持ちになるようなものでありたい。
作品について
暮らしの中で美しく使える作品の制作を目指している。 陶器での重箱の制作を試行錯誤の中、見つけようとしている。重箱は、一般には木の素地に漆塗りしてあるものが一般的である。重箱は、弁当や持ち運びのためのものであるから、木素材の方が軽く便利である。しかし、いまや重箱は、軽さを求められているのではなく、豪華さや器、一つの盛り器としての美しさが求められている。木地に何層にも漆を掛ける技法は豪華さと華やかさをもたらすが、価格が上がり過ぎて日常では楽しめない。自動皿洗い機が普及した中、洗いにくい食器の一つである。 その点、陶器なら便利である。漆器ほど気を遣う必要なく普段の生活に取り入れることができる。重箱の魅力は、お弁当の蓋を開けたときのように、見えないご馳走が見える瞬間にある。なによりも、盛り手がもったままをそのまま食することができる。お漬物や煮物などを入れておくと本当に楽しい。略歴
- 1970年
- 兵庫県篠山市生まれ
- 1994年
- 金沢美術工芸大学 美術工芸学部油画科卒業
個展
- 1998年
- 油彩・ドローイング展(ギャラリーグストハウス・神戸市)
- リストランテのメニューシリーズ(ギャラリーフェイス・神戸市)
- 画廊企画展(ギャラリーフェイス・神戸市)
- 1998年~
- 独学で陶芸を始める
- 2000年~2005年
- まで創作活動を休止
- 2009年
- 筆のうつわ展(兵庫陶芸美術館 コミュニティーギャラリー・篠山市)
グループ展
- 2006年~毎年
- テンペラと陶器 二人展(ギャラリー喫茶神戸館・明石市)
- 2007年
- Pennelli展(東京美術倶楽部・銀座)
- 2009年
- 奈良クラフト祭出展
- 2010年
- 四人展(Yアートギャラリー 大阪・梅田)