2009年にはパリ、エルメス本店のショーウィンドゥを美しく飾りました。
フランス人らしいエスプリの効いた華やかな色使いとセンスの持ち主です。作家独自のプリント技法を用いて作品を制作しています。
<作品について>
フランス宮廷が最も華やかだったブルボン王朝の頃、女性達は自分の頭より大きな帽子や鬘を被り、豪華なドレスをまとうのを常としていました。
イブ・クレイムの作品は、其の頃の女性を夢うつつのように連想させます。頭よりおおよそ8倍もの長さのある花弁を被った女性達。女性は、35歳から45歳くらいと思わせる大人の女達。深く帽子のように花弁を被っているので、目線は隠されています。ほっそりとして顎から首にラインは華奢で女性らしいです。
作品の花弁の部分は、花を写真撮影しデジタル加工したものです。花の生き生きとしたエネルギーと、、高く高く上のほうに向かおうとする生命感が感じられます。描かれている女性は、若若しくみずみずしいです。花は「咲き」、「開く」ものです。なんとも、作品から未来に対する生きる力を感じます。
略歴
- 1947年11月5日
- フランス生まれ。
- 1967年~1980年
- パリの応用美術学校で芸術を学ぶとともにパリの大学においても医学・科学分野の研究をう。
- 彼はこの場所で制作に専念し、最初のイラストが医学の出版産業に使われる。
- ナンシー映画祭に積極的に参加する。
- この映画祭において代表作となる方向性が ある程度決定づけられる。
- 1980年~1990年
- パリ在住時に作品を出版。
- 絵を描き始め、パリ、アントワープ、ピサ、ボージュー、ナイス、セントピーターバーグ、 サンタンンダーなど数え切れないほどのグループ展に参加する
- 1990年
- ギャラリー 「チャールズベイリー」との連帯に より、フランスはもちろんのことアメリカにおいても 定期的に発表を続ける。
- 1990年~2007年
- パリへ拠点を移す
- アメリカへ定期的は旅行を兼ねて、メキシコにおいても活動を行う
主な活動歴
- 2006年
- パリ 「Garre Rive Gauche」のための20㎡の絵画進呈
- 2005年
- モスクワ 「Irina Vitjaz」のオートクチュールファッションショー のための装飾を手がける
- 2004年
- パリ ギャラリー「Akie Arichi」 銅版画のグループ展参加
- 2002年
- パリ ギャラリー「Bailly」
- 2001年
- メキシコ ギャライー「Landucchi」
- 2000年
- パリ 「アート・パリ Carrousel du Louvre」
- 1999年
- 個展 パリ・ギャラリー「Bailly」
- 1996年
- パリ グランドホテルインターナショナル
- 刺繍人・Francois Lesageの展示会場にて
- 婦人服洋裁師・Les Grandsとともに参加
- 個展 モンタージス 「Musee Girodet」
- 個展 パリ ギャラリー「Bailly」
- 1995年
- パリ ギャラリー「J.de Noirmont」
- 塗装写真の展示会
- 1993年
- 個展 シカゴ 国際芸術エキスポ
- パリ ギャラリー「Bailly」 本の出版に伴った展示会
- 1992年
- パリ ギャラリー「Bailly」にて展示会
- Bruno Foucart著による専攻論文に関連する出版も含む
- 1989年
- パリ ギャラリー 「Vivienne」