今日とコンサートホールでのコンサートのご案内です。
東京藝術大学で長らく教鞭をとっておられた田中千香士氏が京都でコンサートを開かれます。
京都市交響楽団のコンサートマスターを勤めたあと、昭和41~54年の間NHK交響楽団のコンサートマスターを勤められました。
東京藝術大学でも学生にアンサンブルの楽しさを伝え、美術学部の美術館でも学生のアンサンブルの演奏されました。これは、美術学部と音楽学部で交流の無い藝大の中では非常に珍しい交流演奏会だったようです。
また、独自のアンサンブルグループを作って岐阜の加子母村という村の能舞台場でコンサートをするといったアットホームな演奏会もされています。
京都は、田中千香士氏が京都市交響楽団でコンサートマスターをされていたため、馴染みの深い土地で、関西の音楽家が参加されるコンサートになると思います。
交通機関が発達して東京と大阪が近くなりました。それでも箱根の関を超え、関が原を超えと現実には関東と関西の隔たりがあります。言葉や文化は歴然と違います。ネットで社会が繋がったといえども、現実に人間観関係が繋がることは意味深いことだとおもいます。ネットが発達すればするほど、現実の世界感や実体験、そこに出会える人間関係は大切なものとなりつつあります。また、そう感じて我々は行動するべきだと思います。
東京からの出張演奏。そこに何か伝えたい、繋がりたいと切に感じる何かを感じます。皆さん是非お出かけください。(中島由記子)
京都コンサートホール
■日時2008年5月30日[金]19:00~21:00
■料金3,000円