ニューオオタニで開かれたアートフェア（2008/9/29-9/31）を見るため、東京に行ってきました。折角なので、関東在住の作家さんと会ってきました。
海藤博さんと会いました。
2008/8/31 東京にて
ガラス作家の海藤博さんとニューオオタニで会いました。今年の展覧会には来阪できなかった海藤氏と久々の再会です。
７月の展覧会の反省会を二人でしました。ガラスの原料となるケイ素とガラスと溶かす燃料の高騰から製作現場が苦しいということをあらためて知りました。ガラス工房では、ガラスを溶かす炉に一度火を入れれば、半永久的に消すことはできません。この点は、陶芸の作家さんと違うと随分異なります。日常的に掛かる作業場の維持コストが作家に重くのしかかるということが良く分かりました。今年結婚した海藤さんは、自宅にアトリエを建設。今年の年末までには炉に火を入れる予定とか。苦しい現実と戦いながらも、自分の表現を希求する気持ちが強いと感じられました。
絵画は、売れる作家になれば一点数十万も夢ではありません。しかし、普段の生活に使う器や小物作品は、作品価格の値段相場は凡そ決まってしまいます。材料費や設備投資などを厳しく計算する必要があります。
海藤博 近況
9/23（水） ＮＨＫおしゃれ工房
川上麻衣子さんのお手伝い役で出演します。
10/18・19 工房からの風
仲瀬輝明邸訪問
2008/8/30 八王子東京駅から中央線で約１時間、八王子の仲瀬輝明邸に行ってきました。 シンガポールのアートフェアに出す新作が仕上がったところでした。
５月の個展以降、集中して描いた大作。高さ130ｃｍ、横幅270ｃｍ。最終的には黒の枠が付けられ、屏風仕立てになります。「キモ・カワイイ」感の新生物達は健在です。今度は戦闘服に身を包み、公園で戦争ごっこをしています。この絵を見てロシアとグルジアの内戦を思い出しました。市民が犠牲になった緊張関係は停戦が合意をなされロシア軍の撤退が始まったと報じられています。４歳と１歳半のお子さんがいる仲瀬君の頭の中には、きっと現実の戦争など存在しないのでしょうが、絵画の画面はまるで世の中を見透かしているかのようでした。
仲瀬輝明 展覧会日程
シンガポールアートフェア 10 - 13 October 2008
東京コンテンポラリーアートフェア 22-24 November 2008
Solo exhibition 画廊 編 ぎゃらり かのこ Gallery AMI&KANOKO 3-15 November 2008
