「評論を書くことを考えてみる。」 第1回
------ 作品を分析する。-----
共催 大阪大学文学部美学研究室
今回、大阪大学文学部美学研究室の学生の方に展覧会の作品を実際に見て、評論文を寄稿して頂き、それを交えて、作品を評論する方法を考えて行きたいと思います。
日時 1/29(土) 13:00~ (2時間を予定しております。)
場所 Gallery AMI&KANOKO
司会 竹中悠美(立命館大学非常勤講師)
書き手(予定)
・中澤菜見子 (Nakazawa Namiko 4回生)
・中岡穣 (Nakaoka Minori 院生)
・横道仁志 (Yokomichi Hitoshi 院生)
・佐伯瑠理子 (Saeki Ruriko 卒業生)
展覧会
仲瀬 輝明(Space AMI 1F)
関淳一 (Space KANOKO 2F)
評論文は作品を批判する文章に限らず、広くは作品を分析し、言葉でもってして作品を、説明し表現する文のことです。作品を分析する力とそれに伴う文章力が必要です。
海を越えて展覧会、アートショーでは、アーティストステイトメントや批評家の文章が求められます。文化的な活動背景、制作動機、素材や材料と表現する作品との係わりなど、付随的な説明がなされて始めて、深い理解へと繋がって行きます。様々な角度から作品に近寄りたいというのが、鑑賞者の本音ではないでしょうか。美術のNHK番組を見ておりますと、歴史的な背景、作家の人格など実に丁寧に解説がなされ、美術作品へ誘導されていきます。
今、当に生まれたばかり、航路が定まっていないアート作品を批評することは、非常に難しく、書き手は冒険を余儀なくされます。作家と同時代の作品を分析して、評論文を書くことを考えて行きたいと思います。