第2回 「評論を書くことを考えてみる。」
------ 作品と作品との比較-----
共催 大阪大学文学部美学研究室
大阪大学文学部美学研究室の学生の方に展覧会の作品を実際に見て、評論文を寄稿して頂き、それを交えて、作品を評論する方法を考えて行きたいと思います。
日時 4/9(土) 13:00~ (2時間を予定しております。)
場所 Gallery AMI&KANOKO
司会 上倉庸敬大阪大学文学美学 教授
弟一回では、作品を良く見て、その作品を詳述していただきました。「作品を見る」といっても、非常に抽象的で難しいことです。「見る」という行為は、個々人の趣味や興味、能力によるものです。同じものをみていても、全ての物を同じに見ている分けではありません。また、その見たことをどのように記憶に留めていくか、ということも個人差があります。ある人は、お話にして記憶しているといいます。ある人は、作品のイメージを頭にそのまま貼り付けているといいます。
さて、今回は、色々な作品を見て頂き、その比較の中で作品を論じて行きたいと思います。作品を比較していくわけです。
作品の比較のやり方として、
1、その作家の過去の作品と比較して、その移り変わりの様を論じていく。
2、同時代の作家達の作品と比較し、その違いを考えてみる。
3、作品と類似性を持った歴史的な作家の作品を探し出し、その作品との類似点相違点を検証し、作家が過去の作品から受けた影響を考えてみる。
などが考えられます。
今回、評論を書いてくださる方は次の方々です。大阪大学文学部(文学研究科)に所属されています。
■米田千佐子 4回生
■川井遊木 M2
■小田 昇平 D
■吉田 馨(修了生、映画評論家)
今回、どんな評論が出来上がるのか、楽しみです。
皆様の御来廊、お待ちしております。